ラブライブ!スーパースター!2期の何がダメだったのか考える。

大変にネガティブな記事です。

それでも良い方のみお付き合いください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆さんこんにちは、お久しぶりです。ラブライブ!スーパースター2期が無事放送し終わりましたね。皆さんはスパスタ2期は楽しめましたでしょうか?

私は全くもって楽しむことができず、むしろ憤りを感じるほどでした。

 自分自身ひょんなことからスパスタ1期を見て感激し好きになり、starlinesの東京公演で初めてライブに行きその後追加公演、宮城公演、そして2ndでは全公演現地で参加しました。(宮城県民という地方勢なので恐ろしくお金を飛ばしてしまいました。はは…)はまだくんは行ったらいるから安心感があるねと言われる日もあったくらいには参加していました。そんな自分でしたが今Liella!に対する熱、いわゆるモチベーションは0に近いです。それははっきり言ってスパスタ2期の面白くなさから来ています。

 私は言語化が好きなので、せっかく出会ってここまで好きになった作品なのでしっかり向き合おうと考え、何がどう面白くなくて、何が良くなかったのかしっかり整理し考えてみました。その研究の結果をここに記していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 まず初めに2期全体に言えることとして「視聴者側による都合の良い解釈によって成立している」点が一番に挙げられると思います。いわば「描写不足」です。

 具体的に説明すると、2期1話できなこはスクールアイドル(以下スクドル)への憧れを持ち、部活への加入を考える回でした。しかしきなこがスクドルに強烈に引かれる描写はなく、きなこにしかない想いや葛藤は描かれることなく、変顔で1話を終わらせてしまう始末。そんな中かのんはきなこをLiella!に誘っていました。どうしてかのんはきなこを誘ったのでしょうか?

 2期1話の中ではきなこが街の中でスタプロの映像を見ている描写がありました。この描写で思い出せるのは1期4話ですみれを誘ったところです。すみれがクーカーの映像を見て雨の中踊っていたのでした。2期1話できなこがスタプロを眺めていたところとすみれがクーカーを見ていたところが重なり、シンパシーを感じて勧誘したのではないか。と私は考えました。(というよりこれ以上考えても納得できそうな説がなさそうだったので諦めました。)しかし、これはアニメ内での描写や、公式からの声明でもなく、完全に私自身の都合の良い解釈というか妄想でしかありません。基本アニメはアニメ内の情報だけで完結するべきであると考えているため、ストーリーに厚みを付けるための描写を削るというのは論外であり、2期が面白くなくなってしまった諸悪の根源的な存在であると言えます。

 2期1話を最初に見たとき、かのんは先輩と呼ばれたのが嬉しいから誘ったのだろうか?と思えるほど描写が不足していました。

 

 描写不足を一番感じられる回が8話で、ステージ選びの下りが挙げられます。ステージを「道」として選んだ回でしたが、途中の下りが意味不明過ぎてなぜそこを選んだのか理解することができず、結局その答えだけが提示された回でした。

道を選んだ理由が特に描写不足で、道を選んだのは

・ユイガオカは誰かと誰かが繋がる場所で、道も道と道がつながっているため同じである。

・ユイガオカができたのは道が集まり、人も集まり夢と希望も集まって繋がる場所で、道もそれも同じ

・賑やかでみんなが集まり昔からあるもの=道

という下りが、かのんがそう思うからという以外の客観的な理由があらず、道でなければならない理由がわからなくなっています。先ほども出した作中の情報だけで完結しないという点が恐ろしく面白くなさを引き出していて、最早面白い面白くないではなくそこを超えてわからないというところまで行ってしまいました。マジで理解できた人いるんでしょうか??

 

客観的理由がないというところについて

 道は人も集まり夢と希望も集まって繋がる場所。とありますが、みんながそう思っている描写があるわけでもなく、かのんがそう思っている以外の情報がなくなってしまっています。道と道が繋がるとありますが、他の道も道と道が繋がっていますし、どうしてその銀杏並木でなくてはならないのか、その理由がわからなくなっています。休日にその道を通って賑わっているところを通ったり、夢や希望を持っている人間が集まっている描写や情報が必要であると考えられます。せめてかのん自身が「ここってにぎやかだよね」とか言うだけでも何か目に見える根拠が必要でしたが、上記のような客観的な理由が不足しているため道を選んだ理由がかのんにしかわからなくなってしまっています。(それと個人的にですが話が理解できてない段階でかのんが走りだして行ってしまって「道」を提案されたため余計置いてけぼり感が強くなってしまって、最早不気味な感じすら出てきてしまいモヤモヤした気分になりました。)

 8話が一番わかりやすい描写不足であると考えているため、ここを例に挙げましたが他にもかのんがきなこを勧誘した理由をはじめとして様々なわからんポイントがありますが、十分説明できたと思うので都合の良い解釈及び描写不足に関してはここら辺で終わりたいと思います。

 

 

 

 ということでここまではスパスタ2期における描写不足を簡単に指摘してきました。ここからはストーリーの中身について触れていきたいと思います。

・全体的に言える話

・かのんが四季メイを誘った話(4話)

・ナッツを誘った時の話(6話)

・葉月恋について(7話)

・ククとすみれの話(9話)

・マルガレーテとの関係について(サニパも)

・方向転換の話(10話)

・留学キャンセルの話(12話)

・2期の澁谷かのんについて

を書いていきたいと思います。

 

 

 まず最初に全体的に言える話として、2期では新メンバー加入の話、実力差がある話、優勝したいねという決意表明をグルグルサイクルしているだけだったなという印象があります。先ほどのメタ的な視点が見えてるせいでもはや遅延行為なのでは?と感じられるほどでした。脚本家がこんなにも引き出しがなさすぎるのはどうなんだろうかと思うところがあります。3期までに引き出しを増やしてもらうか大変失礼ですがもう脚本家を変えるべきであると感じました。メタ的な話はここまでとして、尺がないのにメンバー加入に6話も使ったというのはやはり悪手だったと感じています。10話にしてようやくみんなでワイワイ遊ぶ回を迎えていましたがあの内容を10話でやるのは遅すぎました。10話はようやくLiella!の仲良し感が見れて2期の中では結構好きなのですが、6話か、遅くてもせめて8話くらいでやってほしかったと感じています。7話で変にキャラを潰すくらいなら構成しっかりしてほしかったです。

 そしてスパスタ2期ではカップリングを推していくのを念頭に置いているのかなと感じました。かのん千砂都 四季メイ クゥスミの3つですね。カップリングを売りにするというその考え自体は昔からあると思いますし良いと思うのですが、その売り方が自分には合いませんでした。特に言えるのはクゥスミです。後半のほうでは著しく感じていましたが、もうその二人で完全に固定されてしまっているのです。10話でみんなで遊ぶ描写がありましたが、釣りをするシーンでも一緒、パネルを作る時も一緒。12話では家で二人で話す描写等完全に固定されきってしまっていました。ここまででもう引き出しがないことはわかりきっているのにも関わらず同じ二人を組ませ続けるのは良くないと感じました。加えてあのやり方だと葉月きなこナッツの3人は余ってしまいますし、仲良し描写が不足しているのに余りを作ってしまうのはかなり悪手であると感じます。

この突破シーンでは明らかに余りが存在しています。

グループの中で余りが存在するの普通にあり得なくないですか…?書いてて悲しくなってきました。

全体的な話はここら辺にしてここからは細かいところにフォーカスを当ててみたいと思います。

 

 

 

・かのんが四季メイを誘った話

 4話は比較的にという言葉を付けなくとも普通に良かった回であったと感じています。しかし、なにも感じなかったわけではありませんでした。

 4話では部長関連の話をやってから2人を誘う展開でしたが部長を決めるシーンに違和感を覚えました。最初はかのんがやるという話で全員が納得してやらせようとしていましたが、千砂都が過去のことを思い出し向いていないからやらないと言っていたところかのんの前向きな言葉に励まされたことを思い出し結局部長に立候補したのでした。ここ自体には違和感はないのですが、屋上で練習していた時はかのんにやってもらおうとしたのに、千砂都が部長に挑戦してみたいんだと部室で言った瞬間承諾していた描写を見て、ただ部長を押し付け合っただけなのではないかと感じてしまいました。(あと一度も千砂都自身がやってみたいと言ったりそう感じ取れる動機などの描写がなかったのも残念だったかなと思います。)

 そして次のシーンではかのんがメイを誘いに行きますが、ここは千砂都が行くべきであったと感じています。メイは向いていないからとスクドルをやらない選択肢を持っていました。そこで、向いていないからではなく気持ちが大事で、向いていないと思っていたけど挑戦しているメイと対比的になっている千砂都が誘うべきであったと思いますが、結局かのんが誘ってしまっていて千砂都が決心してチャレンジしたことが無碍にされてしまっているように感じてしまいました。また誘い文句も四季がスクドルに興味がある前ぶりのようなものがなかったため、かのんが二人は同じだから四季もきっとスクドルが好きだと言ったことで四季がスクドルが好きと強引に設定されたように見えて微妙でした。その理論でいくならメイもクワガタとか亀とか科学が好きでないと成り立たないと思いますし(四季がメイに興味ないのにいられるのは迷惑と発言していることから科学自体には興味がないと推測できたため)これも先ほど挙げた客観的な理由がなくかのんがそう思うからで解決されているのが良くない点だったと感じています。

 

ついでにいうと結局5話では株式会社オニナッツにかのんがサインしてしまって、それでごたごたになったのに何かある気がするんだとみんなをまとめていて、結局かのんが核となっていたため千砂都が部長になった意味は本当にあったのだろうかと感じました。唯一その設定が生きたのが部長として許可します。というところ程度だったので不思議に感じています。歴代の部長設定はそこまで重要視されていなかったようにも見えますが今回はそうではなさそうだったので鼻についてしまいました。

ついでのついでに言うとメイがずっとタメ口きいてるのも最初から最後までモヤモヤで、10話のような仲良し描写なしのこういった設定は悪手でしかなく、アニメは目に見える情報が大事であると再認識させられました。

 

ここまで4話は結構書いてますがこれでも4話は結構好きでした。2期の中なら一番の良回であったと思います。

 

 

 

・ナッツを誘った時の話

 またかのんです、またかのんが誘ってしまいました。5,6話でナッツは一年の練習に混ざり親睦を深めていましたが、結局かのんが誘ってしまいました。かのん一強という構成は1期からそうだったと思いますがここまでご都合的にかのんに誘わせると、またかとなってしまいます。ナッツがみんなと一緒に練習してるうちにスクドルのモチベや夢を見出だして、そのあとに1年の3人がよし一緒にやろうと誘う。それじゃダメでしたか?前回では2年生で話し合い見守ろうという結論があったのにもかかわらず結局内緒で会いにきてしまったし、部長の下りもそうでしたがなぜ前回でした話をすぐ折ってしまうのか、自分にはわかりません。そしてここまでで既に6話ともう折り返し、雲行きが怪しくなり始めた頃です。ここまでやった話を振り返っても同じことをしているだけで限られた尺にも関わらずもう半分に来てしまいました。巻き返してくれるかなとまだ期待できていましたが結果次回で私は完全にポッキリ折られることとなるのでした。残念!

 挿入歌のビタミンSUMMER!は6分音符が多くて結構好きでした。ヒゲドラさんが携わってくるのは完全に予想外だったのでEDでTVの前で一人え?と声を出してしまいました。毎度ノリノリの12分音符が多い常夏を一番の楽しみにしていたところもあり、盛り上がる系の曲は欲しかったところなのでその点助かりました。まあライブに行くことはめっきり減ってしまいそうですが…。はあ。

 

 

 

・葉月恋について

ということでその私の心を破壊してくれた7話です。1期からひしひしと不遇さや不人気さを感じていて、2期では掘り下げられてなんとか立て直してほしいなと考えてしましたが、ゲーム廃人にされた挙句、結局四季メイの踏み台にされるだけで終わってしまい、もう葉月恋は切り捨てられた存在なんだなと見せつけられて結構萎えてしまいました。7話ではかのんは葉月恋を思って副会長になったわけでしたが次回で結局モブ生徒が請け負う形になってしまいましたし、それでモブ生徒たちに対して涙ながらに感謝していました。これにより責任感のかけらもないLiella!が描かれてしまいました。本当に一番狂った回だったのではないかと感じています。恋ちゃん推しはどのような気持ちであの回を見たのか、考えるだけで胸が痛くなります。これもまた推してる方に失礼ですが、心底恋推しじゃなくて良かったと思わせてくれた回でした。ゲーム廃人にまでしなくともよかったんじゃないのかなあ…。また7話では友情や友達という概念が主軸にあった回だと感じていて、メイが四季と出会ったことから経験則として友達というものを恋に話す描写は良かったと思いますが、安易な百合描写によってすべてが破壊されてしまったので、これまたメタ的視点から見てしまいとても冷めてしまいました。やりたいことのためには引っ張って来たキャラを潰すのを厭わない姿勢に本当にショックを受け心が折れました。この回からもう自分は諦めて段々見るのが苦痛になり始めました。(メイが経験則から恋を説得する描写以外で7話を褒めるところがあるとすれば7話自体にはちゃんと起承転結があって良かったかなと思います。しかし、起承転結があることを褒めてしまう自分に悲しくなってしまいました。)

 

 

 

・ククとすみれの話

帰国問題をゴリ押しで解決してしまったところは結構悲しかったです。2期では悪口をbotのように言い続けてたククがただ抱き着いたところで心がついてきていないので、ただデカいBGMを付けてそれで感動したやろ?みたいな感じが自分には合いませんでした。さきほども出しましたが見え見えの意図のようなメタ的なものが見えるとかなり冷めてしまいます。

(ただこの下りのおかげで10話でナッツと3人でパネルを作っていたところは少し穏やかに見れたのは良かったかなとは思います。)

その前のシーンでは一年生がラララーとすみれに思いを伝えるべく歌?コーラス?を披露していましたがその経緯がよくわからないままそれが始まってしまったのでこれもまた置いてけぼり感を感じてしまいました。しかもその後ククとすみれが抱擁しているところでは2期生は棒立ちで、どういうプロセスだったかは不明ですがしっかりと決意した一年生たちの決意は何事もなかったかのように流されていましたし、何もなかったかのようにされたあと結局この9人で勝つと意気込んでいたかのんを見ると、この展開で9人である必要はあるのだろうかと考えさせられ、結局モヤモヤが残った回となってしまいました。割と9話は好評している方が多かったように見えますが、一年生を蔑ろにしてそれを大きいBGMでごまかしているようにしか見えなかったため自分の中では微妙な回でした。しかもここから帰国の話はもうないし、いい設定だったような気はしていましたが扱いきれず雑に消化されたのが見え見えで残念でした。

 

 

 

・ウィーン・マルガレーテ関連(以下マル)

 最終的にはかのんを留学させるためにこのキャラを出して、(まあ、キャンセルされたけど)強キャラ感やサニパとの対象感を出させたかったのはわかりますがそれで1期から繋がりのあるサニパを潰してかませ犬にしてっていう展開には悲しかったです。こんな表情見たかった人いるの?葉月恋もそうでしたが本当に雑に潰されすぎで、せっかくサニパはLiella!と良い師弟関係でありライバルのような関係だったのに脚本のために潰されたといいうのが納得いきませんでした。(加えて3rdライブでものけ者にされてマルの声優さんだけ呼ぶっていうのもすごく悲しかったです。サニパの声優さんとあと絵師さんのことも思うとすごく心が苦しいです。ていうかキャンセルされたことで余計サニパが不憫に感じました。)

 

 

 

・方向転換の話

 9話までスパスタ2期は絶対に勝つんだという強い信念のもと話が進められてきて、OP曲もそれに沿った曲で主題がはっきりしていたのは良いと思ってました。10話が出るまでは。

 ここまで散々同じ話をグルグル繰り返して絶対優勝だと勝つことにこだわってきていましたが、急に本当の歌とはみんなと楽しく歌うことなんだと説かれ、ここまでしてきた話は何だったのだろうかと感じました。9話の最後にこの9人で勝つために!と練習メニューを変えたのは何だったのでしょうか。ククとすみれの絶対に勝って帰国を阻止するんだという気持ちはどうなったのでしょうか。部長の下りやナッツをかのんが誘う下りもそうでしたが、それら以上に積み重ねを折るやり方のいわば集大成のような話の変え方だったと感じています。もう最早これのせいでここまでの9話分はすべて意味がなくなってしまったのではないでしょうか。かのんを主軸に話を作っているのは重々承知していますが、ここまで独りよがりな描写を見せつけられると良い気分にはなれませんでした。それに加えてその後、かのんがマルに対して説教する描写がありましたが、そこでマルに対してラブライブは低レベルだと言い張った等の素行や言動に対して説教するのではなく「みんなと一緒だから素敵なライブになる」ということがわからないなら出ないでほしいと説教していた描写はかなり萎えました。完全に価値観の押し付けでしかなくかのんが嫌な奴のような描かれ方をしていて本当に悲しかったです。

 

 


・留学キャンセルの話

12話では千砂都が留学に行って夢を叶えてほしいと訴え、かのん自身も考え直し、留学に行くことに決定。からの優勝で心置きなく留学へという流れでしたが、そこでマルが現れ留学中止です。と言い渡したのでした。

 この描写に対して私は、みんなで留学について向き合って、みんなで納得して出した結論だったのに結局第三者による制裁のような形でなかったことにされるのはいかがなものだろうかと感じました。また留学かとツッコミを入れられるのを回避するべくこの内容にしたのか?と感じましたククとすみれの話の欄にも通ずるものがありますが、制作陣の丸見えの意図のようなもの、いわゆる「メタ」的な存在が顕著に見えると萎えてしまいます。もう耳タコですね。

 あと最初の方でも書きましたが2期1話同様、変顔で話を終わらせられたのはマジで萎えました。面白いと思ってんの?2期最終話を見終わったときの心情ははあ、そうですかというような感じで極めて真顔でした。(?)ラブライブ優勝を目指していたのに楽しく歌うことにチェンジしたと思えば今度は留学になって、もうラブライブ優勝がサブ目標みたいになってしまった気がしてしまいました。

12話で良かった点を挙げるとすれば1期の時から一貫して向上心の権化のような描写をされ続けていた千砂都は、12話でもそれをキープしてくれていてその点はとても嬉しかったです。

 

 

 

・2期のかのんの話

 先ほどの方向転換の話でも触れましたが、10話ではマルとLiella!が勝負をし、その後かのんがマルに対して説教する描写がありましたが、そこでマルに対してラブライブは低レベルだと言い張った等の素行や言動に対して説教するのではなく「みんなと一緒だから素敵なライブになる」ということがわからないなら出ないでほしいと説教していた描写から私はダメージを負いました。4話でかのんが四季とメイを誘った下りもそうでしたが、2期になってから澁谷かのんが自分の主義主張を押し付ける人になってしまったと感じていて、自分の好きだったコンプレックスの化身だった澁谷かのんとは乖離してしまい、虚無のみが残ってしまいました。自分が好きだった澁谷かのんは一体どこへ…。

 

 

 

ということでスパスタ2期は例えようのないくらい酷い作品になってしまったと感じた話でした。長い。長すぎます。お付き合いいただきありがとうございます。ここまで書きなぐるほどスパスタが好きで、同時にスパスタへのヘイトの存在を認識することができました。それは嬉しくないよ~ん。

 さて、3期も制作決定していましたが正直期待できる状態ではありません。2期で新メンバーを入れた意味が分からないまま終わったことや葉月恋のように既存のキャラが扱いきれてないのに新メンバーはほぼ確定していますし、本当に大丈夫なのでしょうか。コンテンツが世の中に溢れている今の時代で供給を加速させるのは理解できますが、それで既存ファンを蔑ろにするのは本末転倒だと思います。2期がここまで面白くない、というかわからない作品になってしまったのには、制作陣に引き出しがなさすぎるか、締め切りがきつかったのか等色々考えましたが、まあどんな理由だったとしてもこんな混沌とした作品を世に出したのは許されることではないと思います。というより私はそんな大人の事情を見たり考えたりしたいわけではなくアニメが見たいのです。

 そして最終回のニコニコのアンケートの結果が出ていましたが半分が5に入れていて、1は当然のように歴代最低を更新してしまいました。もはや1に入れる側のほうがアンチなんじゃないかと思えてしまうバグが発生してしまいました。この数字がどういうことなのか、しっかり向き合って3期制作に向き合ってほしいです。

 これから3rdライブが始まりますが、幕間の時のアニメ映像はどのような気持ちで見れば良いのでしょうね…。声優キャストさんはまさか原作が錘になるなんて夢にも思わなかったでしょうね。賑やかさが増えるライブはどうなるのかは楽しみです。(リリイベには配信参加しましたが、9人の私のsymphonyは悪い意味でショックだったので少し心配ですが…。)

 

 ということで長くなりましたが私がスパスタ2期に対して持った感情でした。ここまで読んでくださった方は自分のように作品に憤りを覚えた方でしょうか、それとも普通に2期が面白かったと感じていたでしょうか?それともこの記事を書いた私自身に憤りを感じたでしょうか?私は言わずもがな2期は論外でしたがどんな意見を持っていたとしても、皆さんにも自分の意志と自分の根拠を持って意見を持ってほしいなと思います。

長くなりましたがお付き合いありがとうございました。

3期ではこのような惨状にならないことを願っています。それでは。